─不良が愛した女の子─

莢架side




「さあ、話してごらん?」



そう言う瑠威のお父さんにたいして
体が小刻みに震えだした。



「…っ」



"ごめん…莢架とはいれない"



"マジかよ…お前って面倒だな"



"別に友達できちゃって一緒にいれない"



───ズキンズキン…



過去にいろんな人に言われた言葉



そのすべてが蘇ってくる。



みんな軽蔑する。



離れていく。



この人も離れていくのかな…













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