─不良が愛した女の子─



「あっ、起きた!!」



大樹は子供のような笑顔で言った。



女はボーッといているのか
何も喋らず下を向いている。



俺は女の正面を行きしゃがむと



「おい、大丈夫か?」



と言って女に手を伸ばそうとした
その瞬間──…














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