─不良が愛した女の子─
その時、莢架が寝返りをうった。
「…ん…っ」
背中がソファーについて
痛かったのか苦痛の表情をした。
俺は背中も殴られてるのかと思い
莢架が起きないように服を軽く捲った。
そこには煙草が焼き付けられた跡。
それも1つじゃない。
何個もだ。
この程度だと週に一回は
やられてたんだろうな。
「うわっ、お腹もやばい」
と大樹が言うお腹も見てみると
お腹もたくさんの痣がついていた。
「…男だな」
俺と大樹は確信をついた。