─不良が愛した女の子─



さちき莢架と歩いた道を
俺は全速力で走る。



──莢架…



莢架の根性焼きを思い出して
俺は唇を噛み締めた。



なんで置いてきたんだ…



後悔ばかりが押し寄せる。



はやく…



はやく…












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