─不良が愛した女の子─



「あ?おめえら何だよ」



そう言ってソイツは嘲笑った。



「……か」



俺は低い声を出した。



「あ?」



「どこだよ…」



「だか──…」











「莢架はどこだって聞いてんだよ!!」












俺の声が家いっぱいに響いた。











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