いじめ!
その日は早退した。
家でもたくさん泣いた。
そばには隼人がいてくれた

隼人に全部話した。

「急に?」

「うん」

「今日のことは忘れな」

「うん」

「よしっ遊びに行くぞ」

「遊び?」

「おぅ佳奈が今日のこと忘れられるように」

「うちのため?」

「佳奈のため」

「何で?」

「何でって佳奈は大切な幼なじみだからだよ」

「ありがとう」

「分かったなら行くぞ」

私は隼人とゲーセンに行くことにした。
今日のことを忘れたかったから……。
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