煌めきの日が来る。
「いいんじゃないの?勘当って事は、関係ないって事でしょ」


ふと顔を上げた時、参列者の人の車の車体にあたしの顔がうつった。


あたしはお母さんには似ていない。


会った事もない、存在すら分からないお父さんに似ている。


お母さんが美人なら、あたしは可愛い系になるんだろう。


とにかく大きな目と、薄い唇。


お母さんに似たのは、色の白さだけ。


自分のことを可愛いとか言うのはどうかと思うけれど、あたしの顔は自分でも認められるレベルだった。
< 9 / 15 >

この作品をシェア

pagetop