さよならは、あたしから…



これがナンパなのか



何なのか分からないまま



唖然と立ち尽くすあたしに



連絡先を書いた紙を



渡してきたのもあなただった



少し色素の抜けた髪に


少し焦げた肌


小さな顔に


大きくてくりくりの目


可愛い人だなって思った


とりあえずノリで


メールしてみた



名前も分からないあなたに


< 2 / 69 >

この作品をシェア

pagetop