さよならは、あたしから…



「ナオキ君!!」


あなたの彼女がそう言って


走ってくる


彼女は1つ年下


どんな子かって言うと


なんていうか…


あたしとは正反対なかんじ


誰にでも愛想よくて


誰からも好かれるかんじ



他人に興味なくて


愛想も良くできないあたしとは


正反対でとてもいい子だった


そう言って笑顔で手を振り


2人で並んで帰る背中を


ただ見ることしか出来ない


そんな自分がもどかしかった



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