さよならは、あたしから…
4、届かぬ想い
それからまた少しの月日が流れた
今日…
今…
あたしは最高で最悪な状況に
出会していた
目の前でカツカツと
シャーペンを動かすのは
遠い存在になってしまったあなた
そしてその姿につい見とれる
いつものあたし…
今日あたしたちは
偶然、順番的に一緒に
日直の仕事をしていた
あなたをこんなに近くで見ていると
切なさ嬉しさの両方の感情が
胸に募る
それはまるで窓の外でちらつく
雪のように
雪は募る、じゃなくて
積もるだけどね?