さよならは、あたしから…


相変わらず大きくて


睫毛の長い綺麗な目


そんな目で見られたら


目離せないよ…



でもそんなあたしとは反対に


パッとすぐに目をそらされた


チクリと心に何かが刺さる


前はあんなに見つめ合っていたのに



"アナタハ モウ アタシナシデモ


大丈夫ナンダネ"


分かっていたはずなのに


悲しみが込み上げて


目頭を熱くしていく



渡されたシャーペンを


ギュッと強く握りしめた


涙を堪えるために


「ナオキ…」


本当に無意識に


あなたの名前を呼んでいた


「ん…?」


再びあなたと目が合う


ヤバい…泣きそう



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