さよならは、あたしから…
あたしはこんなこと
笑顔で言えるだろうか…
大好きな人の笑顔の先に
自分がいないと気付いてから
ミホちゃんは
どれだけ考え
どれだけ傷付いて来たんだろう
罪悪感と孤独、そして
あたしにそれを伝えるために
どれだけ勇気を
振り絞ったんだろう
こうやって笑うために
どんなに我慢をしているだろう
弱気になっている
自分が恥ずかしくなった
今更じゃない
遅くなんかない
あたしはミホちゃんに近付き
ギュッと抱き締めて
「ありがとう…
本当にありがとう」
何度もお礼を言った