さよならは、あたしから…



告白もあなたからだった


「俺、ナオのこと好きなんだ」


顔真っ赤にして


恥ずかしそうに


「俺と付き合って下さい」


でも真剣な目で…


そんなあなたをいとおしく感じた


だからあたしは


「うん」


微笑んだ


放課後の誰もいない教室


紅葉で彩られる秋


あの時のあなたの笑顔は


今でも忘れられない


って言うのはあたしだけの秘密

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