自分に殺される
体育館
ある日の休み時間放送が入った
「生徒の皆さんは今すぐ、体育館にお集まりください。緊急集会を行います。直ちに体育館にお集まりください。」
まぢだりぃー、何したんだよ、誰だよー
生徒の悲痛な声が聞こえてくる。
しょうがなくみんな体育館に集まる。
ブレザーに手を突っ込み体育館の地面を歩く。
ちらほら、青白い黒髪の少女が見える。
「ねぇ、あれって、あの子も、あの子も、殺させるって・・・こと?」
「そうね」
即答だった。
そうなんだ。あの子もあの子も殺されるんだ。
私の学校の体育館は階段を降りたずっと下に作られている。
さっきまで誰もいなかった階段は生徒で埋めつくされた。
集会の内容はというと、窃盗が起きたらしい。
今の私はそんなことよりもっと大切なこと。
その事をずっと考えていた。
話なんか耳に入ってこなかった
横で私の少女は制服のリボンが気になったのかずっといじっていた。
退屈な毎日が
恐怖の毎日に変わったけど、
怯えることもない、というか実感が沸かない。
だが、
私の死は着々と近づいているのだ。
この少女によって殺される。
「生徒の皆さんは今すぐ、体育館にお集まりください。緊急集会を行います。直ちに体育館にお集まりください。」
まぢだりぃー、何したんだよ、誰だよー
生徒の悲痛な声が聞こえてくる。
しょうがなくみんな体育館に集まる。
ブレザーに手を突っ込み体育館の地面を歩く。
ちらほら、青白い黒髪の少女が見える。
「ねぇ、あれって、あの子も、あの子も、殺させるって・・・こと?」
「そうね」
即答だった。
そうなんだ。あの子もあの子も殺されるんだ。
私の学校の体育館は階段を降りたずっと下に作られている。
さっきまで誰もいなかった階段は生徒で埋めつくされた。
集会の内容はというと、窃盗が起きたらしい。
今の私はそんなことよりもっと大切なこと。
その事をずっと考えていた。
話なんか耳に入ってこなかった
横で私の少女は制服のリボンが気になったのかずっといじっていた。
退屈な毎日が
恐怖の毎日に変わったけど、
怯えることもない、というか実感が沸かない。
だが、
私の死は着々と近づいているのだ。
この少女によって殺される。