自分に殺される
「これは一体なんなのよ!」
うーんと少女は言った。

廊下には倒れている人が無数居た。

「きっと、多分、私の仲間が大量殺人を考えたみたい。だってこうゆうことすればたくさん死ぬでしょう?」

「そうだけど・・・」

その言葉に死が近づいていることが実感した。

教室に戻ったら、違うクラスの子が席に座っていた。

私が教室を間違えたらしい

冷え切った視線がたくさん注がれる。

みんなが敵のように感じる感覚。

でも私は怖くない。だってこの少女が居るのだから。

廊下に出て次の授業の教室変更の張り紙を見た。

そこには『B1F』と書かれていた。

あそこは確か今は使っていないはず・・・。体育館の横にある教室。
そんなはずはない・・・

胸が騒いだ

1階の廊下に出ると救急隊員が死体を運んでいた。白い煙はうっすらまだ残っていた

まだ倒れている人もいる。

そこに先生が横切った

「先生!」

振り向いた先生は疲れきった顔をしていた。

「どうした?」

目が虚ろな先生。

「次体育館の横の教室なんだけど、ありえないんだけど。あそこ使ってないじゃん。」

そう言うと弱々しい声で先生は

「使えるよ」
と一言言った。

もう世間に見離されたようだった

先生は一言言うと救急隊員に近づいていった。


絶対何かが起こる。





私の死は近づいているんだ。
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