さくらんぼ
部屋に戻ると
疲れた様子の怜矢と目があった。
もしかして恋の紅葉探してたのかな?
「よぉ!恋の紅葉みつかった?」
「見つかんないよ~(>_<)でもヒントもらった!!!」
「まぢで☆」
一瞬にして怜矢の目が輝いた。
やっぱ探してたんだ。
好きな人出来てないよね?
ほかの誰かにとられたくない。
血の繋がってない誰かに・・・
「なにこのヒント?!難くない?」
やっぱ怜矢でも難しいんだ・・
このまま見つかんないのかなぁ・・・
「晴香!!ぜったい見つけような?」
すごい怜矢・・・
私の心を読んだみたい☆
「うん!!見つけよっ!!」
いつも伶矢は、私を暖かい気持ちにしてくれる。
やっぱ好きだなぁ☆
って思う。
恋の紅葉を見つけられる人は、ほっとんどいないらしい。
そりゃそうだよね・・
こんな難しいんだもん。
恋の紅葉
怜矢といっぱい考えて、3つの案がでた。
恋を見守れる場所
1庭の真ん中
2窓の外にある紅葉
本当の自分になれる場所
3自然の中?
3、これがよくわからない。
「まず庭の真ん中にいくか☆」
伶矢が走りだす。
「まっ待ってよ~!」
伶矢はやすぎ?!
ついてけない(>_<)
そう思っていたら、急に伶矢がとまった。
「どうしたの?!」
「んっ!」
伶矢が手を伸ばしてきた。
手…繋いでいいってことかな?
考えながら手をぼーっと見つめてみる。
伶矢、いつのまにこんな男っぽい手になったんだろ。
こんなキレイな手…私が握っちゃっていいの?
心の中で伶矢に問いかけてみる。
「ほぉら早く!!」
わっ!手繋いじゃった!
周りから見たら恋人同士なのかな☆
「おまえ顔…」
「えっ、顔がなに?」
「にやけてるよ?笑☆」
「うそ~///」
「ほんとっ!!」
伶矢って、すぐからかってくるよね?
そういう自分も…
顔まっかだよ?笑
まぁ言わないけどねっ☆