さくらんぼ
side伶矢
晴香が洞窟を見つけた。
「行こっ!」
って…晴香さん…
暗いとこ怖いくせに。
急に晴香が止まった。
やっぱ怖いんだ☆
「行かないの?笑」
意地をはる晴香。
ちょーうける!!
口は達者だけどさ?
足、後ずさってるし…笑
「怖いなら怖いって言えば?そしたら手つないであげるよ?」
あえて挑発するように言ってみる。
“いいですっ!”
って言うんだろうな~笑
少し沈黙
「怖いです・・・」
え?!予想外の返事。ホントに晴香?だよな…
正直な晴香にちょっと戸惑った。
石の階段を登って、2つ目の紅葉を発見☆
やっぱ俺って弱い男だな…
距離置くって決めたのに、
自然と足が晴香にむかってしまう。
距離おくのは断念だな・・・
無理そうだし、死にそうだから。
俺がもたない!!!
ふたごだし、だめだってわかるけど・・・
やっぱ好きだ。
思うだけなら許されるよな?
恋叶うかな?
「叶うよ!きっと…」
晴香に心よまれた??
それとも・・・もしかして俺、無意識に声に出してた??
晴香が急にそんなこと言うから、まぢでビビった。
そのあと
晴香はずーーっと変だった。
話しかけると返事はするけど……
俺・・・無意識に晴香にコクってたのか!!?汗