さくらんぼ
晴香を部屋に送る。
「あーーなにやってんだよ!!情けねぇ・・」
俺は壁にもたれかかるようにしゃがみこんだ。
脱け殻みたいな晴香…
やばいな…これからどうしよ……
無意識にコクってた?
てか俺、どこから声に出してたんだ?!
わかんねー・・・
とりあえず晴香に話そう!
もしコクっちゃってたら、あれは嘘だって言う!!
自分に嘘ついてでも。
せめて仲のいい双子でいたい・・
俺は晴香の部屋に向かった。