さくらんぼ
伶矢の唇までの距離
あと3センチ……くらい?
寝てるとこ襲う私って!!
まさかの変態なのかな…とか思ったり。笑
心臓バクバクだよぉ
もう触れる!!
そう思った次の瞬間――
グイッ
「ん~っ?!」
急に頭を押さえつけられ、キスされた。
このままじゃ…っ
窒息しちゃう――っ!!
必死に伶矢を押す。
やっとで1回離れた唇
「伶矢っ?!」
「なぁに、寝込み襲おうとしてんの?笑」
「してないもん!ただゴミとろうとしてただけ…」
「へぇ~あっそう」
余裕な顔しやがって~!!
いま顔まっかだな…私
「晴香~目の周り赤いけど…新しいメイク?」
「そんなわけないでしょっ。事故よ!じーこ!!」
急いで目を隠す。
チラッと伶矢を見ると、ククッって下を見て笑っている。
「笑ってるのバレバレ!!」
「ごめんって♪目温めてあげよっか?」
「へっ?」
伶矢が急に顔を近づけてきた。
「ちょっ…なにするの?」
「ん~?まあいいじゃん?」
良くないでしょっ(x_x)
ぜったいなんか
変なこと考えてる――!