さくらんぼ
3人でさめたご飯を食べた。
「京都なのに目玉焼きにパンなんだ…笑」
伶矢――
そこ触れちゃダメでしょ
「まぁいいじゃん☆いつもどうり美味しいし!」
お母さんがゆっくり顔をあげた。
え~?!
頭から角はえてるしっ!!
てかそう見える!!
「わざわざ京都に来たのに?いつもどうりのご飯でごめんなさいね~」
“いつもどうり”
を強調して言われた。
私が言ったセリフ!!
伶矢フォローしたつもりだったのに…
逆効果だったとわ―…
「今度からは京都料理にすればいいじゃ…ん?」
お母さんの様子を見ながら話しかける。
ある意味
1番子供だからなぁ…笑
「そうよね~♪晴香がそう言ってくれて良かったわぁ」
「うっうん。そうだよっ!」
伶矢と顔を見合わせて
ふぅ~
とため息をついた。