さくらんぼ
コンコン♪
誰だよ?
せっかく寝てたのに・・
てか
晴香しかいねぇか☆
いつもなら
すんごくうれしい!
でもこれからは
ダメだ。
俺は晴香と距離を置く。
平然を装って返事を返す。
「なに~?」
「あっあのあの?!部屋いってもいいかな?」
なっなんだそれ?!
晴香が部屋に来る?
中2ぶりの
できごとだよな?!
晴香の発言に、
俺の思考は停止した。
・・・・-
「めっ迷惑ならいいよ?」
あまりに返事が
なかったからだろう、
晴香の、
いまにも泣きそうな声が聞こえてきた。
俺、何やってんだよ?!
泣かせたかった訳じゃないのに。
気付いたら
体がうごいてて、
晴香の手を引っ張り
となりに座らせていた。