私しか知らない秘密のあなた
「どうしてココにいるの。」
え?
思ってもいない言葉に焦る。
だって、普通『私の事覚えてる?』とかでしょ?
即時に考えて
「なんでって…。この学校の生徒だからじゃないんですか。」
いや。普通に考えてでしょ。
「あ。そうだね。ごめんなさい。」
でも彼女は、まだ何か言いたそうにしていた。
この沈黙………。気まずい。
僕は、この沈黙を打開するために
「ところで、あなたはどうして僕の事を知ってるんですか?」
簡単な質問を問いかけた。