私しか知らない秘密のあなた
「ま、待った?」
私は、息を切らせながら大きな木の側にいる影に近寄る。
「ごめんね。遅くなって。」
私はその影を抱き抱える。
か、可愛い。可愛すぎる!!
私の腕の中に居るのは、一匹の子猫。
とっても綺麗な黒い色。
瞳は鮮やかな青色。
温かくて、ふさふさしてて、私に甘えてくる。
「待ってて。エサ持ってくる♪」
私は鞄から今日のエサを取り出した。
「どうぞ。お食べ。」
私は子猫にエサを差し出した。