私しか知らない秘密のあなた
「で、その子猫どうしてるんですか?」
「へっ?」
突然だったので、思わず変な声を出してしまった。
恥ずかしい!!
「だから、その子猫の事です。飼ってるんですか?」
「うん♪飼ってるよ。でも、ココでエサをやって、遊んでるだけ。私が居なくなると猫ちゃん何処か行っちゃうんだぁ(笑)」
「はぁ。そうですか…。」
「でも、どうして?」
すると、由はちょっと焦った様子で
「えっ。えーと。あっ!!うーんやっぱり。」
などと声を出しながら、悩み始めた。
しばらく悩み続け、そして
「僕もこの子猫一緒に飼っても良いですか…?」
私に言って来た。