私しか知らない秘密のあなた
どうして。
「でね♪それから毎日来てくれてるの♪」
黒猫の件があってから、由は毎日あの場所に寄って来てくれる。
「はぁ。紗希さぁー。その話聞き飽きたんですけど。」
凄いニコニコな私と裏腹に綾は、何度も繰り返す私のノロケ?に嫌気がさしていた。
「だって由が…。由と繋がりを持ててるんだよぉ。凄い嬉しいじゃん♪それとね…。」
私は、綾の目を気にせずに話を進める。
「あー。ハイハイ。で、まだあるんでしょ?」
「うん♪聞いて!!」
そしてまた、綾に話始めるのだった…。