私しか知らない秘密のあなた
「はぁ!?」
「だから、二人良い感じになってるんだから、付き合うのも間近だねって言ってんのよ♪」
綾はニヤニヤしながら、私を見てくる。
私は、思ってもなかった言葉に口が閉まらなかった。
「で、あんたはどうなのよ。好きなんでしょ?入学当時から気になってたんだから!!」
綾は勝手に話を進める。
「す、好き!!って勝手に言わないでよ!!綾ふざけないで!!」
「ふざけてないわよ!?マジよ!本気で!!」
綾は興味津々に聞いてくる。
「で、本気でどうなのよ?紗希、正直に話なさい!!」
綾の追求は、凄いものだった…。