私しか知らない秘密のあなた
*黒猫と君と*:由side
この前の雨の日…黒猫を見つけた。
小さい段ボール箱の中で震えながらうずくまっていた。
「なんで、こんなことするのだろう。」
僕はとりあえず、段ボールに傘をかけ、家へと走った。
親に確認して家に連れて行く為だ。
了解を取り、さっきの黒猫の所へまた走る。
でも、もう黒猫は居なかった。
誰か拾ったのかな?
僕は自分の傘を持って、家に帰った。
最近、行事が近づき生徒会が忙しい。
でも、それを承知入部したのだから、しょうがない。
次の日も次の日も、ずっーと忙しい。
今日もクタクタで帰る。
何か楽しい事無いかな。って無いよな(笑)
……………。
あっ!!久しぶりに探検して帰ろうかな♪
僕は昔一人で遊ぶ事が多くて、よく一人探検ゴッコをして遊ぶ事があった。
よく近道とか探してたっけ(笑)
よーし。探検だぁ♪
僕はいつもと違う道を帰った。