私しか知らない秘密のあなた
「由!起きて!」
その声で目が覚めた。
んっ。
ヤバい僕寝ちゃった?
ちょっ待って!!もう暗いじゃん。…夜?えっー!僕最悪じゃん。
僕はビックリして、おかしくなってたのかも知れない。
だって彼女が大爆笑で僕を見てたからだ。
ちょっと…。笑ってる場合じゃないでしょ?
「もう、夜じゃないですか。家何処です?送ります。」
普通そうでしょ?
でも、彼女はビックリした顔で僕を見てた。
当たり前だよね。僕のせいで夜まで…。家の人心配してるよ。
僕はビックリする彼女をほって置いて歩いた。
帰り道僕は彼女に謝り、彼女は大丈夫の繰り返しの会話が続いた。
でも、どうして僕なんか待ってたんだろう…。
すぐ帰った方が良かったのに…。
僕は彼女聞いてみた。
あの時、僕が聞かなければあんなに苦しむこと無かったのに…。