私しか知らない秘密のあなた
時間は早いもので、刻々と過ぎて行く。
それと同時に、彼女との別れも近づいてくる。
よし!
僕は覚悟を入れて教室を出た。
「ゆーくん♪ちょっと来て♪」
後ろに沢山の女子を引き連れて、笠原先輩と森先輩がやってた。
勿論、彼等は生徒会だ。
嫌な予感がした。
「ゆーくん?今日これから暇だよね?うん♪暇だね。だったら僕達の仕事手伝って♪2人では全然終わんないからさぁー。」
そう言うと、僕の腕を掴み「さぁ♪レッツゴー!!」なんて言って歩きだした。
ちょっと!!僕の話を聞いて………って聞いてない。
でも、逆に連れられて良かったかも。
彼女には悪いけど、こうする事で最悪かも知れないけど、彼女の返事を早く聞かなくもいいからだ。
「ゆーくん。じゃあコレ集計して?」
「はい。分かりました。」
そのあと僕はコツコツ仕事を終わらせて行った。
「よーし。終わった。」
先輩達がジュースをおごってくれるらしいケド、帰った。
さすがに、彼女をこれ以上待たせる訳にはいかない。
僕は、あの場所まで走った。