キミの横顔



藤谷くんが手を振って、友達にバイバイした。

「ごめんうるさい奴らで」
ううん、大丈夫。
だって友達のことを大切にしているんだもんね。
今、分かった。

私はきっと、女友達っていう立場なんだ。
それでいいんだ、これ以上求めたら自分が傷つく。
ずっとそうしてきたのに。
キミの近くにいたら、そんな気持ちどっかいってしまった。


ヤバイ、泣きそう。



< 25 / 57 >

この作品をシェア

pagetop