キミの横顔



次の日はブルーな気分になる雨。
重い足取りで電車の中へ。あっ…発見。
きれいな横顔。
すぐキミだって分かる。

彼を見ていると、ふとこっちを見つめて目が合った。きれいな顔が、子供っぽいくしゃっとした笑顔に変わる。
そして誰かに手を振った。
……え?
もしかして。

その相手は私だった。
静かに手を振り返すと、彼はもっと笑顔になる。



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