猫を捕らえろ?
えぇ!?
なんでいないの!?
…ハッ!!もしかしてさまよい過ぎた!?
…そんなのこの学園を広くしたあんたが悪い!!
それにどーせハゲでしょ。理事長。
自分の頭が光ってるからって、
周りを煌びやかにして誤魔化そうとするんじゃないよ!
とまだ1回も会っていない理事長さんに悪態をついてると。
「あれ?やっと来たね…」
ニコニコとした…いかにも紳士な人が奥の扉からでてきた。
あら格好いい。
でも…
『どちら様で…?』
「あぁ…。自己紹介がまだだったね。
僕がこの月羽学園の理事長をつとめている、
真島ーマシマーだよ。
宜しく。」
…
…えぇ!?
理事長!?
ハゲてないじゃん!?
めっちゃ優しそうなお兄さんだよ!
…真島さん…ハゲとか煌びやかにして誤魔化そうとするんじゃないよ!とか言ってすいませんでしたぁっ!!
と心の中で謝っておく。