猫を捕らえろ?
頭に薔薇の花冠をしている
めちゃめちゃ可愛い美少年がいた。
「…誰…ですか…?」
可愛いー…
「僕ぅー?僕の名前はぁ~…
…
…って
僕の事…知らないの…?」
薔薇の花冠するような人知り合いにいないです。
…と言ったら何か可哀相だから言わない。
「知らないですねぇ…」
「…そーなんだぁ……
僕の名前は白井 黒李(シライ コクリ)だよぉ」
「白井…黒李…」
可愛い名前だな…
「うんっ!好きなように呼んでね~♪」
「うん。じゃあ…黒李…で…」
「おっけぇー☆んでぇ……君の名前はぁ?…」
「あ、私の名前は…天宮 華夜です。」
「…あ、君が華夜ちゃんなんだぁ~…へぇ~…想像以上ぉ…」
ジーっとガン見してくる黒李。
「な…何ですか……ってか私の事知ってるんですか…?」
そう言うとすぐに視線を戻し
「…あ、いや。何でもないよぉ~。
そういえば困ってたみたいだけどぉ…どーしたのぉ~?」
と言ってきた。