猫を捕らえろ?
職員室を出てすぐ黒李を見つけた。
…っていうか黒李…あなた……!!
まだ薔薇の花冠つけてたのね…!?
わぁー素敵ぃーすぐ黒李がドコにいるかわかるねっ☆あは☆
なんて思えるほど私の心は広くない。
今も花冠をつけてるという事は一緒に職員室に来る時もつけてたという事…!
ちょっと(いや結構)恥ずかしいわ。
真っ赤な薔薇の花冠だよ!?
メルヘン…
…そしてその花冠が似合っちゃってる黒李…。
あなたはすごい(色々な意味をこめて)。
…ま、まあ、個性だよね。…うん…!
と思う私は相当優しい。
…やっぱ私心広いな…。
っという事で訂正。
心の広い私は普通に黒李に接する。
『黒李ぃー』
黒李を呼ぶと
「…ん?…あ!終わったの?」
と言いながら私に近づいて来た。