猫を捕らえろ?
「ごめんごめんー!あのねえー可愛い子持ってきたよー!」
え!?私…
もの扱い!?
…そりゃないぜ黒李…
鬼の中に放り込んじゃうゾ☆←
「あれぇ。華夜ちゃーん!なぁにしてんのぉ?」
ボーっとしてると黒李がヒョイと覗きこんできた。
…
薔薇とれよ!!!
と思いつつ
『あ、ごめんね?考え事してた』
と言って笑った。
「そっかぁ!じゃあ中入ろお!」
と半ば無理やり部屋に入らされた。
「「「「「「…」」」」」」
え?何この沈黙!
嫌がらせか!
なんかいたたまれないじゃないか!
「かーわいいー!!!」
ギュウウッ
『ぅぐっ……』
「へぇー!!想像以上だったな!」
「だな!」
「だね。予想以上に可愛いかったね」
「………zzZ」
「可愛い可愛いー!!」
………な、何この状況。
「んもー!華夜ちゃんに抱きついちゃダメー!」
「はぁー?煩いよ!腹黒!」
「あれ?何か変な声聞こえたぁー!この辺からぁー」
「いひゃいいひゃいいひゃい!!」
「クスッ……謝るよねぇ?」
「ひゅいましぇんでひた」
「よおし」
「…っふー…何もほっぺたツネらなくてもいいのに…………」
…
……
………私帰っていいかな?
うん。いいよね。
とクルっと向きを変えて帰ろうとした時