猫を捕らえろ?

拉致られた先には


「華夜ちゃん!紹介するね!」


と言って私の方を向いてきた黒李。



「………どこ行くのぉ?」

ニッコリ笑いながら聞いてくる黒李に私は


『…ど、ドコにも行きまセーン…』

とカタコトになりながら答えた。


「ふぅーん?ま、いいやぁ。

えーっとね、コイツらはぁー」

「はいはーーい!!!自分で言う!!」

「…煩いってのぉー。

…ま、いいやぁ。どーぞー自己紹介でよろしくー」


めんどくさくなっただけでしょ!?



「おっしゃ!俺が 

夏川 明 ーナツカワ メイー

だ!!よろしくなー!!」


…な、なんか暑苦しいなぁ!おい!!

名前似合いすぎじゃん!?

「俺が、

神崎 朔真ーカンザキ サクマー

だっ。

よろしくーっ!」

「俺は、

篠原 祐ーシノハラ ユウー

だ!
ちなみに女の子大好きなんで!!

よろしく!」

よろしくしたくない…!

絶対アレだ!!下ネタ言うよこの人!!


「…

奥宮 戒ーオクミヤ カイー

よろしく…」

めっちゃ眠そうなんですけど!!?


ってか寝た!!

マイペースにもほどがあるよ!!


「俺は、

二ノ宮 夜光ーニノミヤ ヤコウー

だよ。よろしくね。華夜ちゃん」

うわ…。全然違うタイプだな…!

優しそう…!


「僕がぁー…

海月 泉ーウミツキ イズミー

だよぉー
よろしくねぇー!」


あぁ…黒李にほっぺつねられてた人だ…!!




あれ、私も自己紹介した方がいいのかな?


と思い

『天宮 華夜です。よろしくお願いします…?』


そういえば何によろしく?



と思ったので黒李に聞こうと、黒李の方を向いてみる。





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