オサナナジミ


朝だから何もやっていない


『はーぁ』


テレビを消した


リビングをでると、いい匂いがした


キッチンのほうをみるとお母さんが朝ごはんを作っている


『何つくってるの?』


「未穂の好きな玉子焼き♪」


『やっぱり。久しぶりだねぇ』


今日なんかお母さんテンション高い


痩せたのだろうか


「未穂、今日はずいぶん早起きだけどどこかいくの?」


『ちょっと出かける・・』


答えずらい・・


「誰と?」


『友達と・・』


深く掘り下げないでよ・・


「彼氏?」


『は?』


なんでそうなるかなぁ?


戸惑っちゃダメ


どうどうと


そうしなきゃ絶対バレる


「麻耶ちゃんとか?」


ホッ


『そうだよ』
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