オサナナジミ


いつもとは違う低い声だった。


なんか今日はこういう話ばっかりだ。


『誰から聞いたの??』


「やっぱりそうだったんだ」 


『へ?』


何がそうだったの?


アタシ変なこと言った??


「幸せにな!」


それだけいうと飛び出してってしまった。


『ちょっと健人!!』


幸せ??もしかしてアタシが否定しなかったから?


勘違いしちゃったのかも・・。


ヤバイじゃん!!


誤解をとかなくちゃ!


その後健人の家にいったけど会わせてもらえなかった。


アタシは純に電話した。


なんでかはわかんないけどそうしなくちゃいけない気がした。


「はい」


2コールくらいで純は電話にでた。


『未穂だけど』


「わかってるよ表示されてたから!」


『いきなりで悪いんだけど、健人にアタシが純と付き合ってるって勘違いされちゃったの!!』


「うそっそれマジ?なんでそんなことになっちゃったの?」


なんかうれしそうじゃない?


まぁいいや。
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