オサナナジミ


『ノート持ってきたよ。2人で何話してるの?』


「あっありがと。べっ別にな何にも?」


動揺しすぎ・・


「なぁ?ちょっと話してただけだよ」


お兄ちゃんがなんか健人のことを肘でつついてる


何してるのかな?


「あっあのさ、俺ここらへん特に苦手でさ。直接教えてもらえないかな?」


『あっうん。いいよ』


アタシは健人を自分の部屋に連れて行った


「なんかこうやって未穂ん家くるの久しぶり」


『小さい頃はカードゲームとかテレビゲームとか一緒にやってたよねぇ』


「未穂意外につえーの」


『あのころはやりこんでたからね』


ゲームなんてもう何年もやってないなぁ


「俺悔しくてさ、新しいゲーム買っては未穂誘って対決してたよ」


『ほとんどアタシが勝ってたけどね』


「たまに俺が勝つこともあったよ」


『たまーにね。ってか健人が勝つまでアタシ家帰れなかったし』


「うるせー」


『小さい頃といえば学校帰りとか、よく鬼ごっこしてたよねー』


「未穂がいっつも鬼だった。なんで?」


『ジャンケンで負けたから・・』


純にも言われたし・・


「でも未穂が鬼になると、すぐ終わっちゃうんだよな」


『健人たちのこと捕まえんのは大変だったよ』


「純?まぁ俺らのが速いから」
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