オサナナジミ
本当の気持ち ①
健人たちとはまた元通りになり、2ヶ月がたった
布団からでるのがだんだん辛くなってきた11月
今日は文化祭の出し物決め
「今年は何やんのかな?」
面倒くさそうな顔で美沙が訊いてきた
『食べ物系だといいなぁ』
「つまみぐいできるから?」
『あたり!去年はお化け屋敷だったからさ・・』
アタシなぜか雪女だった・・
雪のセットもないのに
「人気だったじゃん」
『なかなかお昼とかいけないし、カップルのラブシーンとか見なきゃなんないし』
「アハハッ女が男に「きゃー」とかいって抱きつくヤツ?」
『そう。それが何回も何回も。ベタだなーとか思ってた』
「ありがちだもんねぇ」
「えーではC組の出し物は劇に決まりました」
委員長が大きな声を出した
「はぁー?劇ぃ?」
美沙は喧嘩腰だ
「1番票が多かったから・・」
美沙の威嚇に委員長はおびえている
劇とかヤダな・・
いい思い出ないし