オサナナジミ
「アハハッ不死身ね。・・あのさ、未穂誰かと文化祭まわる?」
急に顔つきが変わった
『ううん。別に』
「じゃあさ、一緒にまわってくれないかな?あっダメだったらいいけど・・」
『いいよ?』
"変に期待させるようなことはしないでね?"
そんなフレーズが頭によぎった
・・別にそういうつもりじゃない
好きとかそういうんじゃない
友達だもん
文化祭くらい一緒にまわったっていいよね?
「本当?俺行きたいとこあるんだよ」
『どこ?』
「内緒!」
{ギュッ}
健人はアタシの手を握って走っていった
また、胸がドキドキしてくる
「着いたよ」
そこは喫茶店のようなところ
『友達かなんかがやってるの?』
「知らない?純のクラスのだよ」
『純?』
この間話したのはアタシのことだけか・・
喫茶店やるなんて聞いてない
羨ましい・・