オサナナジミ
『んっ』
もう朝か・・
起き上がろうとしたけど、下腹部に痛みがはしる
「未穂?」
『おはよっ』
「体、大丈夫?」
『全然平気だよ』
アタシたちは、繁華街へと足を運んだ
ファミレスで注文をして席に座る
立ったり座ったりする度痛むおなか
幸せな痛み
消えると思っていた浮かんでくる健人の顔
アタシ本当どうかしてるよ
「お待たせいたしました」
店員サンが料理をはこんできた
『アタシこの店くるの初めてなんだよね』
「本当?俺的ここはおすすめ。味もいいし、店の人たちもいい感じ」
『そうなんだ。いつもカフェとかいくからさ』
アタシは料理を口に入れながら言った
「レモンでしょ?」
『なんで知ってるの?』
「この間未穂のこと見かけたから」
『声かけてくれればよかったのに』
「友達と一緒だったし」