LoveMission
イッコ上の明の見た目は、あの頃にくらべてすっかり大人
身長だって随分のびて、私より頭イッコ分以上高くて
低くくなりかけていた声も、より低くドキッとする男の人の声になってた。
そんな明の横でちょっぴり
いや…そこそこ
ドキドキする胸の鼓動
4年前に押し込んだ想いが、出たい出たいって言ってるみたい。
コレが任務中じゃ無ければ…
とヘコむ。
第一、明が私をどう思ってるかなんて分からないし
彼女だっているかもしれないし
居るって言われたら、いきなりモチベーション下がるから
あえて聞かないけど…
「それじゃ、俺教室もどんね。
3-Cだから遊びにおいで。」
ニッコリ笑って私の頭をポンと撫ぜて歩いて行く。
私はその背中をぼんやり見送る。
任務中…任務中…
そう自分に言い聞かせて。