LoveMission
Μ:06 噂とアイツ
放課後
教室の窓から生徒が帰って行くのを見てる。
アンナと帰りながら少し喋ろうと思ってたのに
いつの間にかアンナが居ない。
仕方ない、先生の所行って相談するかな
そう思いいつものように数学科室へ向う。
連絡通路を通り管理棟に足を一歩踏み入れた時
「じゃあ…でいいですか?」
「あぁ。」
聞き覚えのある男女の声
まさかと思いながら
チラッと壁から覗くとアンナと先生!
またこの2人
しかもアンナの言った事途中聞き取れなかった…
と言うよりアンナ言わなかった?
あの2人やっぱり…
「絶対怪しいよね。」
耳元でボソッと声がしてゾクッとして振り返る
『そ…颯太先輩!?』
声にならない声で驚く私の口を手で慌てて塞いだ颯太先輩は、反対の手の人差し指を口にあてて
『シィー…』
って言ってる。
なんで
いつの間にココに!?