LoveMission
「じゃあ先生さようなら。」
「おー気をつけろよ。」
突然現れた颯太先輩に驚きジタバタしてる間に、先生とアンナのいかにも先生と生徒らしいやり取りが聞こえてきた。
バタン…
タンタンタン…
部屋のドアを閉める音と、階段を降りる音が聞こえてきて
さっき2人が居た場所を覗いてみたら、もうそこには誰も居なかった。
「はぁ~びっくりした。」
「俺の方がびっくりしたわ!」
気が抜けて廊下にペタンと座り込んだ私に颯太先輩はツッコミを入れる様に言う
…え?なんでよ?
「コソコソみてる分際であんなバカ力でジタバタ暴れるヤツいるかよ。
見つかるじゃんか!」
バカ力!?
そんなに暴れたつもりはありませんが
「先輩が突然背後に現れるからでしょう?」
私はムスっとして答える。
そんな私に颯太先輩はため息をついて
「用があったから来たんだよ。
ちょっと話せねぇ?
場所雫ちゃん決めて良いからさ、学校以外で。」
私に用?