【短】合コンセッター
THIRD
*
「朱美ちゃん、手伝おうか?」
次の日。
あたしはサークルの部室でサークルの会報誌のようなものを作っていた。
「わー、いいんですか?ありがとうございます!」
白河先輩は隣に座るとホチキスで止めたり、穴あけをしたりという事務的な作業を手伝ってくれた。
白河先輩は工学部の3回生で、院に進学希望。
ということで就職活動に忙しい他の3回生の先輩たちと違ってサークルにもちょくちょく顔を出してくれる。
モデルのようにスタイルが良くって色白。
眼鏡をかけているけれど、その奥の目はグレーがかっていてとてもキレイだ。
おまけに成績抜群なので皆一目置いてしまう存在だったりする。