時の旋律

後ろには、合流したのか5人に増えていた。

勘弁してくれよ……。

ずっと全力疾走が続いていたせいか、息もしっかり吸えなくなっていた。






「嘘だろ……?」

俺の視界に入ったのは、高い塀だった。乗り越えるには少し高すぎる。

どうすりゃいいんだよ!


だんだんと近付いてくる足音。

もう…駄目だ。


その時、視界を光が包み込んだ。


< 127 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop