時の旋律

“世界の刻”を見つけて崩壊させることと、帝国軍に捕まってあいつ等のいいなりになること……どっちがみんなを幸せにできるだろう?

そんなことを考えてしまった。


「出来たよ。」

その声に俺はハッとする。柚歌がふぅっと息を吐いた。

「結構乱れてたよ。目覚めたばっかで不安定だったんだね。」
確かに、少し体が軽くなったような…


「そっか、ありがとな。」

柚歌はニコッと笑った。


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