時の旋律

隣を見ると、肩まであるセミロングの髪の少女が、俺を見ていた。


「私、斎藤柚歌。よろしく。」

少女ーー斎藤柚歌は手を差し出す。


「俺は間宮空。よろしく。」


俺も手を差し出し、お互い握手し合った。

ーーーーーーー

そう。これは、俺と「柚歌」が初めて会ったときのものだった。


< 220 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop