時の旋律
「そうですけ「来い―――!!!」

俺の返事を最後まで聞かず、俺の腕を掴み引っ張っていく。
「はい?えっ……ちょっと!!」

俺は必死に抵抗するが、後から来た奴らに両腕を押さえられ、身動きがとれなくなった。

「ちょ、何ですかいきなり!」
柚歌が俺のYシャツの袖を掴もうとした瞬間、最初に入ってきた奴が銃を取り出し、柚歌に向けた。

「「―――っ!!」」

俺と柚歌は息をのんだ。
他の奴らは「きゃーっ」とか言って悲鳴をあげている。
< 29 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop